2015年02月27日

言語能力の衰退

日本語能力が減退していると感じることがある。以前は日本に住んでいたし、やたらと夏目漱石を読んでいたこともあってもう少し文学的な表現ができたものだが、最近は文学的な表現はおろか、日常的な日本語も出力するまでに時間がかかるようになってしまった。日本語よりも英語を多く話すようになった子供たちの影響もあるかもしれないが、ここは子供たちの日本語能力の発達のために、私も日本語のレベルを維持しなければならないだろう。しかしながら言語は使わなければ簡単に衰退してしまうことを身をもって体験している。

先日はこんなことがあった。日本語で「10分の11」と言うべきところを 「11分の10」と言ってしまった。英語では分数は「a分のb」のことを"b over a"と表現するからだ。b/aという書き方も、LaTeXの分数記号の\frac{b}{a}も分子を先に読む習慣から来ていると思うので、日本語で考えると些か理解しにくい。

尤も、概念的に分母と分子のどちらが重要かと言えば、やはり分母だろう。ピザを何切れ食べるかを考える前に、まずピザを切らねばならないからだ。従って、「a分のb」に対応する英語が"a divides b"であれば全て丸く収まったであろう。
posted by Alexis at 08:23 | 小話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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