2015年04月03日

収穫逓減法則への対処

経済学では、財を生産する際、特定の原材料の投入量を増やせば増やすほど、追加的に生産できる財の量は減っていくと仮定することが非常に多い。(数学的に述べれば、生産函数は、各引数について広義単調増加かつ凹函数ということ。凹函数という仮定が重要なのは、これがないと凸解析が使えず、一般均衡の存在証明が難しく(或いは不可能に)なるから。)これを収穫逓減の法則(law of decreasing marginal returns)という。

人間が仕事に従事する際にもこの法則は当てはまる。仕事の原材料の一つは明らかに「時間」だが、一つの作業を延々と行なっていると、段々飽きたり疲れたりして、作業効率が低下することは読者諸氏も経験済みであろう。

では人間が収穫逓減の法則に抗うことはできるだろうか?
答えは是である。
暫くある作業に従事し、効率が下がってきたら、別の作業に従事する。別の作業の効率も下がってきたら、元の作業に戻る。このとき、元の作業への時間投入量はリセットされるので、再び高い生産性から作業を始めることができる。以下これを繰り返せばよいのである。
posted by Alexis at 15:21 | 経済関連の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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