2014年10月26日

国見温泉

盛岡に出張で行く機会を持った際、盛岡からそう遠くないところに温泉があるので、レンタカーを確保して温泉宿に泊まった。選んだのは、いずれも日本秘湯を守る会会員の、鉛温泉藤三旅館と、国見温泉石塚旅館であった。鉛温泉は岩風呂が頗る趣があったが、お湯自体は単純泉で特筆すべきことはなかった。

度肝を抜かれたのは国見温泉である。お湯の色が、エメラルドグリーンというかマジックリンというか蛍光がかった緑で、こんな鮮やかな色は初めてであった。源泉100%であるから湯を飲んでみると、塩加減と苦味のバランスがよく美味である。成分(ナトリウム、カルシウム、塩化物イオン、炭酸水素イオ ン、硫酸イオン、硫化水素など)がとても濃くて、露天風呂の底には泥状になった湯の花が沈澱していた。それにしても緑色が不思議で鉄(II)か銅が入って いるのかと思いきや、温泉分析書を見ると殆どゼロ。国見温泉の湯を卒業論文で分析したという理学部の学生によると、硫化水素のS^{2-}が黄色でカルシウムイオンがレイリー散乱を起こして青くなる(この辺は物理屋でないのでよく分からない)ので、それが合わさって緑になるらしい。国見温泉は、私が今まで入った数々の温泉の中で上位5位以内に入ると思う。

さて、旅行の醍醐味は温泉以外にも食事がある。盛岡と言えば冷麺だが、じゃじゃ麺というのもある。初日の昼食はじゃじゃ麺にしようと思ったが、行こうと思っていた有名店が大混雑で昼休み中に食べられないと判断し、調べてあった別の冷麺を食べた(味は普通)。二日目はじゃじゃ麺が閉店であったので更に別の冷麺を食べたが、西瓜が入っていてなかなか美味であった。

最終日の三日目は、じゃじゃ麺に勝負をかけた。早足で店に着くと、一軒おいて並んでいる本店と分店のどちらも5人ほど並んでいる。私は分店の方に 並んだが、分店の列は殆ど動かないのに本店の方が進んで衝撃であった。(この頃には既に本店にも並んでいる人が増えたから、列を乗り換えるわけには行かなかった。)イライラしながら30分以上待ち、席に着いた時点で仕事開始まであと20分しかなかった。しかも、周囲の客も食べている人が少なかったので、これから注文し、品物を待ち、食べ、8分かけて仕事に戻るのは非現実的と考え、諦めて店を出てマクドナルドに行った。

全く、店の経営能力の欠如に発狂しそうだった。まず、規模の経済を考えるならば2店舗ではなく大きな1店舗にすべきだ(こうすれば、麺を茹でる人 も鍋も一つで済む)。2店舗であっても、どちらの列に並ぶかで迷わなくていいように、(銀行のATMなどのように)フォーク並びの原理を使うべきだ。更に、並んでいるうちから注文を聞いておき席に着いた瞬間に食べられるようにするべきだし、レジ係と接客は分離して効率的に客捌きをすべきだろう(或いは、 食券制にするとか)。そもそも、行列ができるということは需要が供給を上回っているのだから、値上げすべきだ。並盛り450円というのはどう考えても安すぎる。


【温泉の最新記事】
posted by Alexis at 00:00 | 温泉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
ブログパーツ